このページは皆様よりエンジンに使用されているベアリングについてのご質問がありましたのでお役に立てればと思い作りました。少しでも参考になれば幸いです。一般にベアリングの耐久力は基本定格寿命と総回転を200万回転とした場合に200万回転を目安に作られたベアリングは1分間に2万回転で走行したRC BOATで使用した場合このエンジンのベアリングは100分使用可能となりますが2サイクルエンジンの宿命としてオイルは燃料と共に混合されていますのでニードルを絞らずに回転を上げるわけにはいきません。そこでニードルを絞ると燃料は薄くなり回転は出ますがピストンアッセンとベアリングに対してはオイルも薄くなるわけです。また、エンジンの燃焼室には薄くなった燃料の為に燃焼室が冷却されずまた、ピストンとの摩擦の温度が上がりエンジンのオーバーヒート或いはエンジンブローしてエンジンの寿命がそこで終わる訳です。そこでニードルを5分でも10分でも開けて使用したいところですが一般に販売されている燃料は開けるとエンジンが回らないという問題があります。当社がアメリカから輸入しているRED MAXの燃料は一般に販売されている燃料に比べて5分から10分場合によっては30分（1/2回転）ニードルを開けて最高回転が出る燃料です。一度テストしてみる価値のある燃料ですのでお勧めさせていただきます。一般にベアリングで並級といわれているベアリングは基本定格寿命と総回転数は200万回転を目安に作られておりますのでいかに模型のレーシングエンジンは過酷な回転数で使用しているかがよくわかるかと思います。